「最近、手元が見えにくくなってきた」
「今のメガネやコンタクトが合っていない気がする」
「初めてコンタクトレンズを使ってみたい」
このような、見え方に関するお悩みやご希望をお持ちではないでしょうか。
当院では、目の健康状態を総合的に診断した上で、患者さんのライフスタイルにとって本当に最適な見え方をご提案しています。
この記事では、眼鏡やコンタクトレンズの処方をお考えの患者さんに向けて、眼科専門医の立場から以下の内容を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
- 眼科専門医による処方箋の重要性
- 当院の【予約制】精密検査の流れ(眼鏡・コンタクトレンズ別)
- 初めてコンタクトレンズを作る方のための、安心のサポート体制
- ライフスタイルに合わせた、多様なレンズのご提案
この記事を最後までお読みいただくことで、処方箋の重要性をご理解いただき、生涯にわたって目の健康を守りながら、快適な視生活を送るための知識が身につきます。
眼科専門医による処方箋の重要性
コンタクトレンズは心臓ペースメーカーなどと同じ「高度管理医療機器」に分類され、目に合わないものを使い続けると、視力が安定しないだけでなく、眼精疲労による頭痛や肩こり、さらには重篤な眼障害を引き起こす可能性があります。だからこそ、処方は目の専門家である眼科医に任せるべきだと考えています。
眼科での処方には、以下のような重要な意義があります。
- 隠れた目の病気の発見
見え方の変化は、単なる近視や老眼だけでなく、緑内障や白内障、糖尿病網膜症といった、自覚症状のないまま進行する病気のサインである可能性もあります。当院では、単に度数を合わせるだけでなく、眼圧や眼底の検査も行い、こうした病気が隠れていないかを眼科専門医がしっかりと確認します。 - 医学的根拠に基づいた、正確な度数決定
特に若い方の場合、目の疲れなどによってピント調節機能が過度に緊張し、本来よりも強い近視の度数(過矯正)が出てしまうことがあります。当院では、必要に応じて目の緊張を和らげる目薬を使った上で検査を行い、本当に必要な正確な度数を決定します。 - 目の健康状態を考慮した最適なレンズ選び
コンタクトレンズを処方する際には、ドライアイの有無やアレルギーの状態、角膜の形や健康状態を詳細に診察します。その上で、数あるレンズの中から、患者さんの目に最も負担が少なく、安全に使用できるレンズを選択します。
当院の処方の流れ|予約制で、一人ひとり丁寧に
当院では、患者さん一人ひとりのお話をじっくりと伺い、時間をかけた丁寧な検査とカウンセリングを行うため、眼鏡・コンタクトレンズの処方は【予約制】とさせていただいております。
眼鏡処方の流れ
- ご予約・問診
お電話またはWEBでご予約ください。ご来院後、現在お使いの眼鏡や、見え方でのお困りごと、パソコン作業の時間や運転の頻度といったライフスタイルについて詳しくお伺りします。 - 眼科的一般検査
まず、視力や眼圧、目の表面の状態などを診察し、処方の妨げとなるような目の病気がないかを確認します。 - 屈折検査(度数測定)
検査機器を用いて、近視・遠視・乱視の度数を測定します。その後、実際にテスト用のレンズをかけ替えながら、最も鮮明で快適に見える度数を精密に調整していきます。 - 試験装用
決定した度数のテストレンズをかけた状態で、待合室を歩いたり、遠くや近くの物を見たりして、実生活での見え方に違和感がないか、気分が悪くならないかなどを確認します。このステップを非常に重視しています。 - 処方箋の発行
最終的な度数を決定し、処方箋を発行します。この処方箋を眼鏡販売店にお持ちいただくことで、ご自身の目に最適な眼鏡を作ることができます。
コンタクトレンズ処方の流れ
コンタクトレンズは目に直接装用する医療機器のため、眼鏡よりもさらに詳細な検査とフィッティング、取り扱いの練習が必要になります。
- 問診・眼科的一般検査
眼鏡処方と同様に、目の健康状態やアレルギーの有無などを確認します。 - 屈折検査・レンズの選択
度数を測定した後、角膜のカーブや大きさ、涙の量などを評価し、患者さんの目の状態やご希望(1日使い捨て、2週間交換、乱視用など)に合わせて、最適なコンタクトレンズの種類をいくつかご提案します。 - テストレンズのフィッティング
実際にテストレンズを装用していただき、レンズの動きや角膜へのフィット感、見え方などを確認します。 - 装用練習(初めての方)
コンタクトレンズが初めての方には、専門のスタッフがマンツーマンで、レンズの正しい付け方・外し方、毎日の洗浄・消毒といったケアの方法を丁寧に指導いたします。安全な使用のための、最も重要なステップです。 - 処方と定期検査
問題がなければ、コンタクトレンズを処方します。コンタクトレンズは、目の状態を知らないうちに悪化させることもあるため、6か月から1年に一度の定期検査を受けていただく必要があります。
多様なニーズにお応えするレンズのご提案
当院では、患者さん一人ひとりの異なるライフスタイルやニーズにお応えできるよう、様々な種類のレンズの処方に対応しております。
- 眼鏡レンズ:手元作業に特化した近用専用、遠くと近くを一枚でカバーする遠近両用、デスクワークに最適な中近両用など。
- コンタクトレンズ:1日使い捨て、2週間、乱視用、遠近両用、サークルレンズ(眼科医の管理下で安全なものを)など、主要メーカーの製品を幅広く取り扱っております。
※ハードコンタクトレンズの取り扱いは行っておりません。
取り扱いコンタクト一覧
1日使い捨て
ロート

1dayフレッシュビューリッチモイスト
クーパービジョン

クラリティワンデー WetLoc
シード

ワンデーピュアうるおいプラス
クーパービジョン

マイデイ
ボシュロム

アクアロックスワンデーUVシン
ジョンソン&ジョンソン

ワンデーアキュビュー オアシス
クーパービジョン

マイデイトーリック
ジョンソン&ジョンソン

ワンデーアキュビューモイスト乱視用
クーパービジョン

マイデイ マルチフォーカル
ジョンソン&ジョンソン

ワンデーアキュビューモイスト マルチフォーカル
ジョンソン&ジョンソン

ワンデーアキュビュー ディファイン モイスト
2週間使い捨て
クーパービジョン

バイオフィニティ
ボシュロム

アクアロックス
シード

2ウィークピュアうるおいプラス
ジョンソン&ジョンソン

アキュビュー オアシス
クーパービジョン

バイオフィニティトーリック
ジョンソン&ジョンソン

ワンデー アキュビュー オアシス 乱視用
クーパービジョン

バイオフィニティマルチフォーカル
ジョンソン&ジョンソン

アキュビューオアシス マルチフォーカル
2回目からはLINEでコンタクトの注文ができます
LINEのトーク画面上から、コンタクトレンズを簡単に注文することが可能です。
まとめ:快適な視生活は、信頼できる「処方箋」から
「よく見える」ことと「目に合っている」ことは、必ずしもイコールではありません。
目の健康を無視した不適切な眼鏡やコンタクトレンズは、様々な不調の原因となります。
【この記事のポイント】
- 眼鏡・コンタクトレンズの処方は、目の病気のチェックもできる眼科で行うのが最も安全で確実。
- 眼科では、ライフスタイルまで考慮した、医学的根拠に基づく最適な度数を決定する。
- 当院の処方は【予約制】。一人ひとりに時間をかけ、丁寧な検査とカウンセリングを実施。
- 特に初めてのコンタクトレンズは、付け外しの練習まで含めて眼科での処方が必須。
見え方は、日々の生活の質そのものを左右します。
当院では、目の専門家として、患者さんが生涯にわたって健康で快適な視生活を送れるよう、責任を持ってサポートいたします。見え方でお困りのことがあれば、どんな些細なことでも、ぜひ一度ご相談ください。