「緑内障の目薬には、どんな種類がある?」
「充血やまつ毛、まぶたの変化は副作用?」
「コンタクトレンズや市販の目薬も使える?」
「眼圧が下がったら、目薬をやめてもいい?」
緑内障の目薬は、眼圧を下げることで、残っている視野や視神経をできるだけ守るための治療です。すでに失われた視野を元に戻す薬ではありませんが、眼圧を適切に下げて治療を続けることで、進行を遅らせられる可能性があります。
点眼薬には複数の薬効群があり、働き方、副作用、点眼回数、保管方法、コンタクトレンズの扱いは製品ごとに異なります。「緑内障の目薬は全部同じ」「すべて冷蔵」「コンタクトは必ず同じ時間だけ外す」と一括して考えず、処方された製品ごとの説明を確認することが大切です。
このページでは、代表的な点眼薬の種類と作用、正しい点眼方法、まつ毛・色素沈着・ドライアイなどの副作用、市販目薬やコンタクトレンズ、妊娠・授乳、全身疾患の注意まで、緑内障の点眼治療に絞って解説します。風邪薬、睡眠薬、鎮痛薬などの内服薬については、別ページで病型別に説明しています。
充血・かゆみ・まぶたやまつ毛の変化、息苦しさ、脈の変化などがある方、点眼の種類や回数が負担になっている方は「一般診療」でご相談ください。
自己判断で中止せず、現在使用している点眼薬、お薬手帳、薬袋をご持参ください。
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まず知っておきたい4つの結論
- 1回の点眼は、通常1滴で十分です。多く入れても効果が高まるわけではありません。
- 異なる目薬は、原則として5分以上あけます。製品や剤形について個別の指示がある場合は、その指示を優先します。
- 副作用を我慢し続ける必要はありません。ただし、緊急症状を除き、自己判断で中止せず早めにご相談ください。
- 眼圧が下がっていても、目薬が効いている結果かもしれません。中止・変更・減量は、眼圧、OCT、視野、治療歴を確認して医師が判断します。
緑内障の目薬の目的|眼圧を下げて進行を抑えます
目の中では「房水」という液体が作られ、排出されています。房水が作られる量と排出される量のバランスによって眼圧が決まります。緑内障点眼薬は、房水の産生を減らす、または房水の排出を促すことで眼圧を下げます。
一般的な正常範囲の眼圧であっても、その患者さんの視神経にとってはさらに低い眼圧が必要な場合があります。治療効果は、診察時の眼圧だけでなく、眼底、OCT、視野検査の変化を長期的に確認して判断します。

どの目薬を使うかは、患者さんごとに決めます
「最も強い目薬」「最も副作用が少ない目薬」が全員に共通して決まっているわけではありません。まず1種類から開始することもあれば、目標眼圧や進行度に応じて複数成分を組み合わせることもあります。
- 緑内障の病型と進行度
- 治療前の眼圧と目標眼圧
- OCT・視野検査での進行速度
- 喘息、心疾患、腎疾患などの全身状態
- ドライアイ、アレルギー、角膜やまぶたの状態
- 妊娠・授乳の有無や予定
- 現在使用している内服薬・点眼薬
- 点眼回数、容器の押しやすさ、生活リズム
- 副作用、費用、点眼を続けられるかどうか
眼圧が十分に下がらない、副作用がある、点眼を続けにくい場合は、薬効群、製剤、点眼本数、点眼時刻の変更、配合点眼薬、レーザーや手術などを検討します。
緑内障点眼薬の主な種類一覧

以下は、国内で使用される代表的な薬効群と一般名の例です。すべての製品を網羅した処方一覧ではなく、処方の優先順位や使用可否は患者さんごとに異なります。
| 薬効群 | 代表的な一般名 | 主な働き | 主な副作用・注意点の例 |
|---|---|---|---|
| プロスタノイド受容体関連薬 FP受容体作動薬、EP2受容体作動薬、FP・EP3受容体作動薬など | ラタノプロスト、トラボプロスト、タフルプロスト、ビマトプロスト、オミデネパグ イソプロピル、セペタプロストなど | 主に房水の排出を促す | 充血、虹彩・眼瞼の色素沈着、まつ毛の変化、まぶたのくぼみ、炎症など |
| 交感神経β受容体遮断薬 (β遮断薬) | チモロール、カルテオロール、ベタキソロール、ニプラジロールなど | 房水の産生を減らす | 脈が遅くなる、血圧低下、息苦しさなど。喘息や一部の心疾患では特に注意 |
| 炭酸脱水酵素阻害薬 | ドルゾラミド、ブリンゾラミドなど | 房水の産生を減らす | 刺激感、かすみ、苦味、アレルギーなど。腎機能なども確認 |
| 交感神経α2受容体作動薬 | ブリモニジンなど | 房水の産生を減らし、排出も促す | アレルギー性結膜炎、眠気、口や鼻の乾燥、血圧・脈への影響など |
| Rhoキナーゼ阻害薬 (ROCK阻害薬) | リパスジルなど | 主に線維柱帯からの房水排出を促す | 点眼後の結膜充血、結膜炎、眼瞼炎、角膜の変化など |
| その他の点眼薬 | ピロカルピン、ブナゾシン、イソプロピル ウノプロストンなど | 薬剤により異なる | 病型や目の状態に応じて選択。副作用・禁忌も薬剤ごとに異なる |
| 配合点眼薬 | 異なる2成分を1本に配合 | 複数の作用で眼圧を下げる | 各成分の副作用に注意。点眼本数や防腐剤への曝露を減らせる場合がある |
点眼回数や点眼時刻は、同じ薬効群でも製品・剤形によって異なります。薬袋や電子添文、処方時の指示を確認し、本文の一般的な説明だけで回数を変更しないでください。
治療薬は更新されています|新しい薬が必ず最適とは限りません
緑内障点眼薬の選択肢は更新されています。たとえば、FP受容体とEP3受容体の両方に作用するセタネオ点眼液(セペタプロスト)は、2025年に国内で発売されました。
一方で、新しい薬が必ずしもすべての患者さんに最適とは限りません。これまでの点眼で眼圧・視野が安定し、副作用も少ない場合は、同じ治療を続けることが適切なこともあります。薬の新しさではなく、目標眼圧、進行、全身状態、使いやすさをもとに選びます。
緑内障の目薬で起こりうる副作用
目やまぶたに現れる副作用
- 結膜充血、しみる感じ、異物感
- かゆみ、まぶたの腫れ、アレルギー性結膜炎・眼瞼炎
- かすみ、角膜上皮障害、ドライアイの悪化
- 虹彩やまぶたの色素沈着
- まつ毛の長さ・太さ・本数の変化
- まぶたのくぼみ、二重の変化、眼の周囲の見た目の変化
点眼直後に一時的な充血や刺激感が生じる薬もありますが、すべての充血を「よくある副作用」と決めつけてよいわけではありません。症状が強い、長く続く、悪化する、かゆみや腫れを伴う場合はご相談ください。
全身に現れる副作用
点眼薬の一部は、涙の通り道から鼻やのどへ流れ、全身へ吸収されます。薬効群によっては、息苦しさ、喘鳴、脈が遅くなる、血圧低下、めまい、強い眠気、口の渇きなどが起こることがあります。
正しい点眼後に静かに目を閉じ、目頭のやや鼻側を軽く押さえることで、薬が鼻やのどへ流れる量を減らせる場合があります。ただし、症状が出た際は点眼方法だけで解決しようとせず、医師・薬剤師へご連絡ください。
まつ毛が伸びる・色素沈着・まぶたがくぼむ副作用
一部のプロスタノイド関連薬では、まつ毛が長くなる、太くなる、本数が増える、まぶたや虹彩の色が濃くなる、上まぶたのくぼみが深くなるなどの変化が起こることがあります。
- まつ毛の変化:左右で使用薬が違う場合は、長さや濃さの左右差が目立つことがあります。
- まぶたの色素沈着:皮膚へ流れた薬液を拭き取ることで、付着を減らせます。
- 虹彩の色素沈着:中止後も元に戻らないことがあります。
- まぶたのくぼみ:上眼瞼溝が深くなる、二重の見え方が変わるなど、眼の周囲の変化が起こることがあります。
まつ毛が伸びることは、緑内障治療の目的ではありません。緑内障点眼薬を、まつ毛美容液のようにまつ毛の生え際へ塗ったり、処方されていない方が使用したりしないでください。
まつ毛貧毛症に使用するグラッシュビスタは、緑内障治療用点眼薬とは適応、使用部位、塗り方、管理が異なります。互いの代わりにはなりません。
ドライアイ・角膜障害・防腐剤の影響
緑内障点眼薬を長期間使用したり、複数本を併用したりすると、薬の有効成分、添加剤、防腐剤、点眼回数などが目の表面へ影響し、乾燥感、ゴロゴロ感、しみる感じ、充血、角膜上皮障害が生じることがあります。
同じ有効成分でも、容器、添加剤、防腐剤、粘度などが異なると、さし心地や目の表面への影響が変わる場合があります。症状があるときは、ドライアイ治療、点眼方法の見直し、防腐剤への配慮、配合点眼薬、別の製剤や薬効群への変更などを検討します。
目が乾くからと緑内障点眼薬だけを中止したり、市販の目薬へ置き換えたりしないでください。緑内障治療とドライアイ治療を両立できる方法をご相談ください。

緑内障の目薬の正しい点眼方法

- 手を洗います。
- 薬の名前、点眼する目、回数、時刻を確認します。振るよう指示された製剤は、指示どおりに振ります。
- 顔を上へ向け、下まぶたを軽く引きます。
- 容器の先が目、まぶた、まつ毛に触れない位置から、1滴だけ点眼します。
- 強くまばたきせず、静かにまぶたを閉じます。
- 目頭のやや鼻側を軽く押さえます。1~5分程度を目安にし、処方時の指示があれば優先します。
- 目の周りへ流れた薬液を、清潔なティッシュやガーゼで拭き取ります。
- 容器をすぐに閉め、決められた方法で保管します。
点眼後に何度も強くまばたきをすると、薬液が目の外や鼻へ流れやすくなります。また、容器の先がまつ毛や目へ触れると、薬液が汚染される原因になります。
点眼がうまくできない場合
手が震える、握力が弱い、首を反らしにくい、点眼できたか分からない、容器が硬くて押せない場合は、点眼補助具、ご家族の協力、容器や製剤の変更を検討できます。実際の点眼方法を診察時に確認しますので、使用中の容器をそのままお持ちください。
複数の目薬は5分以上あけます|順番にも注意
異なる点眼薬を続けて使用すると、後の薬が先の薬を洗い流すことがあります。原則として5分以上あけてください。
- 薬袋や容器へ「朝1」「朝2」などの番号を付ける
- スマートフォンのタイマーを使う
- 懸濁性の製剤は、指示どおりに振る
- ゲル状点眼薬や眼軟膏は、ほかの点眼薬との順番について処方時の指示を確認する
- 片目だけ、または左右で異なる薬の場合は、点眼する目を容器へ明記する
すべての製剤に共通する固定の順番を自己判断で作るのではなく、処方内容に合わせて確認してください。
点眼を忘れた・2滴入った・目から外れたとき
点眼を忘れたとき
気づいた時刻と次の点眼時刻との間隔によって対応が異なります。2回分を一度に点眼しないでください。薬袋や患者向医薬品ガイドを確認し、分からない場合は当院または薬局へお問い合わせください。
誤って2滴以上入ったとき
多くは余分な薬液が目の外へ流れますが、効果が増えるわけではなく、目の周りや全身への副作用が増える可能性があります。次回から1滴とし、息苦しさ、脈の異常、強いめまいなどがあれば早急にご相談ください。
点眼が目に入ったか分からないとき
まつ毛や頬へ流れただけで、確実に目へ入っていない場合の対応は、薬剤や状況により異なります。何度も追加せず、点眼できたか分からないことが続く場合は、診察時に点眼方法を確認しましょう。
保管方法と開封後の使用期限は、製品ごとに異なります
緑内障点眼薬をすべて冷蔵庫へ入れる、またはすべて室温で保管するという共通ルールはありません。開封前は冷蔵、開封後は室温で使用できる製品もあれば、最初から室温保存の製品もあります。
- 薬袋、外箱、患者向医薬品ガイドの保管方法を確認する
- 凍結させない
- 直射日光、高温、車内、暖房器具の近くを避ける
- 開封日を容器や薬袋へ記入する
- 開封後の使用期限を守り、液が残っていても期限後は使用しない
- 1回使い切り製剤は、残液を再使用しない
- 家族の点眼薬と共用しない
旅行や外出時も、製品ごとの保管条件を守ってください。保冷が必要な薬は、凍らせたり保冷剤へ直接触れさせたりしないよう注意します。
コンタクトレンズを使用している方へ
緑内障でも、角膜や目の表面が安定し、医師から許可されていればコンタクトレンズを使用できる場合があります。ただし、多くの点眼薬では点眼前にレンズを外す必要があり、再装用までの時間は製品によって異なります。
再装用まで5~10分とされる製品もあれば、15分以上とされる製品もあります。防腐剤を含まない製品を含め、自己判断で一律の時間を当てはめず、処方された製品の説明を確認してください。
- 点眼前に手を洗い、指示がある製品ではレンズを外す
- 再装用までの時間を薬袋や説明書で確認する
- 充血、痛み、かすみ、強い乾燥感がある日は無理に装用しない
- 角膜障害、アレルギー、手術後などでは、コンタクトレンズを一時中止することがある
- コンタクトレンズは緑内障を治療するものではなく、点眼薬の代わりにはならない

緑内障でも使える市販目薬はありますか?
市販の目薬で緑内障を治療したり、処方された眼圧下降点眼薬の代わりにしたりすることはできません。人工涙液、ドライアイ用、抗アレルギー用などの市販目薬を併用できる場合はありますが、成分、使用目的、コンタクトレンズの有無によって判断が異なります。
- 購入前に、緑内障治療中であることと使用中の点眼薬を薬剤師へ伝える
- 実際に使いたい製品の箱や成分表を眼科へ持参する
- 処方された点眼薬との間隔を確認する
- 充血を隠す目的の目薬を繰り返し使用し、原因の確認を遅らせない
- 以前余った処方点眼薬や、家族の目薬を使用しない
点眼後の充血や乾燥を市販目薬だけで抑え続けると、緑内障点眼薬による副作用や別の目の病気を見逃すことがあります。症状が続く場合はご相談ください。
妊娠を希望している方・妊娠中・授乳中の方
妊娠を希望している、妊娠の可能性がある、妊娠中、授乳中の場合は、できるだけ早く眼科医へお伝えください。薬剤ごとに妊娠・授乳中の情報が異なり、緑内障の進行度、妊娠時期、治療を中断する危険性を含めて個別に判断します。
妊娠が分かった時点で、すべての点眼薬を自己判断で中止しないでください。必要に応じて産婦人科と情報を共有し、薬の変更、点眼方法の工夫、点眼以外の治療を含めて検討します。
1回1滴を守り、点眼後にまぶたを閉じて目頭を軽く押さえることは、不要な全身吸収を減らすためにも大切です。
喘息・心疾患・腎疾患など、全身の病気がある方
点眼薬は目へ使用する薬ですが、全身の病気や内服薬との関係を確認する必要があります。初診時だけでなく、新しい病気が分かった、内服薬が増えた、他科で手術を受ける場合にもお伝えください。
| 確認したい病気・状態 | 主な理由 |
|---|---|
| 気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患 | β遮断薬などで呼吸症状が悪化する可能性があります。 |
| 脈が遅い・不整脈・房室ブロック・心不全・低血圧 | β遮断薬や一部の薬が脈・血圧へ影響することがあります。 |
| 腎機能・肝機能の低下 | 炭酸脱水酵素阻害薬など、薬剤ごとの使用可否や注意を確認します。 |
| 糖尿病 | 低血糖症状への影響などを含め、内服薬・注射薬と全身状態を確認します。 |
| うつ病・抗うつ薬などの使用 | α2受容体作動薬などとの組み合わせを含め、使用中の薬を確認します。 |
| アレルギー・アトピー・ドライアイ | 有効成分だけでなく、添加剤・防腐剤や目の表面の状態も考慮します。 |
| ぶどう膜炎・黄斑浮腫・網膜疾患・眼内レンズ・目の手術歴 | プロスタノイド関連薬などの選択で、目の病歴を確認することがあります。 |
この表は自己判断で薬を中止するための一覧ではありません。使用中の点眼薬、お薬手帳、他科の診療情報をもとに、眼科医と処方医で安全性を確認します。
先発医薬品とジェネリック|同じ成分でも使用感が違うことがあります
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を含みます。一方で、容器の形、押す力、1滴の出方、添加剤、防腐剤、粘度、保管方法などが異なる場合があります。
変更後にしみる、乾く、容器が押しにくい、1滴を入れにくい、充血が増えたなどの変化がある場合はお伝えください。ジェネリックだから効果がないと決めつけたり、以前の薬へ自己判断で戻したりせず、眼圧と使用状況を確認して調整します。
目薬を忘れず、正しく続けるための工夫

- 歯磨き、朝食、就寝前など、毎日の習慣と点眼を結びつける
- スマートフォンのアラームや服薬管理アプリを使う
- 点眼表へ印を付ける
- 朝・昼・夜で置き場所を分ける場合も、保管条件と誤使用に注意する
- 薬袋や容器へ点眼する目と順番を記載する
- ご家族へ点眼時刻を共有する
- 受診時に、残っている点眼薬を容器ごと持参する
- 点眼しにくい容器は、点眼補助具や別製剤を相談する
「忘れたことを叱られるのでは」と心配して、実際の使用状況を隠す必要はありません。点眼できた日数や負担を正確に伝えていただくことが、治療を調整するために重要です。
手術や検査の前も、止めるよう指示されていない点眼薬を自己判断で中止しないでください。継続・中止の指示が分からない場合は、事前に当院へご確認ください。
緑内障の目薬は一生続けますか?

緑内障は長期管理が必要な病気であり、点眼治療を長く続ける方は多くいます。ただし、すべての患者さんが、同じ目薬を同じ本数で生涯続けるとは限りません。
眼圧、視野、OCT、副作用、年齢、全身状態の変化に応じて、薬の種類や本数を変更します。レーザーや手術後に点眼を減らせる場合もありますが、点眼が不要になることを保証するものではなく、定期検査は続きます。
当院のiStent inject Wは、適応を満たす方に白内障手術と同時に行う手術です。

次回受診日を待たずに相談した方がよい症状
救急受診を含め、早急な対応が必要な症状
- 強い息苦しさ、喘鳴、呼吸しにくい
- 意識が遠のく、失神、著しい脈の乱れ
- 顔・唇・のどの腫れ、全身の強い発疹
- 突然の視力低下、強い目の痛み、激しい頭痛・吐き気
次の症状も、我慢して次回定期受診まで待たず、早めにご連絡ください。
- 充血、かゆみ、まぶたの腫れが強い、または長く続く
- 目の痛み、強い異物感、かすみが続く
- まぶたの色、くぼみ、まつ毛の左右差が気になる
- 点眼するたびに強い眠気やめまいがある
- 容器を押せない、目へ入らない、点眼回数を守れない
- 薬が切れた、紛失した、旅行中に不足した
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まとめ|副作用を我慢せず、自己判断で中止しないことが大切です
緑内障点眼薬には、房水の産生を減らす薬、房水の排出を促す薬、複数成分を組み合わせた配合点眼薬などがあります。患者さんの病型、目標眼圧、視野の進行、全身状態、副作用、点眼を続けやすいかを確認して選びます。
基本は1回1滴、異なる目薬は原則5分以上あけます。保管方法、コンタクトレンズの再装用時間、点眼回数は製品ごとに異なるため、処方時の指示を確認してください。
充血、ドライアイ、まつ毛や色素沈着、息苦しさなどが気になる場合は、我慢して使い続けるのでも、自己判断で中止するのでもなく、早めにご相談ください。薬の変更、配合点眼薬、点眼方法、レーザーや手術などを含め、治療を続けやすい方法を検討します。
充血・かゆみ・まぶたやまつ毛の変化、息苦しさ、脈の変化などがある方、点眼の種類や回数が負担になっている方は「一般診療」でご相談ください。
自己判断で中止せず、現在使用している点眼薬、お薬手帳、薬袋をご持参ください。
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緑内障の目薬についてよくあるご質問
緑内障の目薬には、どのような種類がありますか?
プロスタノイド受容体関連薬、β遮断薬、炭酸脱水酵素阻害薬、α2受容体作動薬、ROCK阻害薬、配合点眼薬など、作用の異なる複数の薬効群があります。
病型、目標眼圧、全身状態、副作用、点眼のしやすさに合わせて選択します。
緑内障の目薬は、1回に何滴入れますか?
通常は1回1滴で十分です。複数滴入れても眼圧下降効果が高まるわけではなく、目の外へ流れたり全身へ吸収されたりしやすくなります。
複数の目薬は何分あけ、どの順番で使いますか?
異なる目薬は原則として5分以上あけてください。順番は製剤や処方内容によって異なる場合があるため、薬袋や処方時の指示を優先します。
点眼を忘れたときは、2回分をまとめて使いますか?
2回分を一度に使用しないでください。気づいた時刻と次の点眼時刻との間隔によって対応が異なるため、薬袋や患者向医薬品ガイドを確認し、分からない場合は当院または薬局へご相談ください。
誤って2滴以上入れてしまいました。大丈夫ですか?
多くは余分な薬液が目の外へ流れますが、効果が増えるわけではありません。次回から1滴とし、息苦しさ、脈の異常、強いめまいなどがあれば早急に医療機関へご相談ください。
緑内障の目薬で、まつ毛が伸びることはありますか?
一部のプロスタノイド関連薬では、まつ毛が長くなる、太くなる、本数が増えることがあります。ただし緑内障治療の副作用であり、まつ毛美容を目的として使用する薬ではありません。
まぶたの色素沈着やくぼみは、元に戻りますか?
皮膚やまぶたの変化は中止・変更後に軽くなる場合がありますが、必ず元に戻るとは限りません。虹彩の色素沈着は残ることがあります。自己判断で中止せず、変化が気になる時点でご相談ください。
点眼後に充血しました。すぐ中止した方がよいですか?
薬によっては一時的な充血が起こりますが、アレルギーや別の目の病気の場合もあります。強い症状や長引く症状は早めにご相談ください。呼吸困難や顔の腫れなど重い症状がある場合は、点眼を中止して救急受診を検討してください。
緑内障の目薬を使いながら、コンタクトレンズを装用できますか?
目の状態が安定し医師から許可されていれば、装用できる場合があります。多くの製品では点眼前にレンズを外しますが、再装用までの時間は製品ごとに異なります。処方時の説明を確認してください。
緑内障でも、ドライアイ用などの市販目薬を使えますか?
併用できる場合はありますが、市販目薬で緑内障を治療することはできません。成分、症状、コンタクトレンズの有無、処方点眼薬との間隔を確認するため、実際の製品を医師・薬剤師へお見せください。
喘息や心臓病があっても、緑内障の目薬を使えますか?
薬効群によっては、喘息、慢性閉塞性肺疾患、脈が遅い、不整脈、心不全などで注意が必要です。使えないと自己判断せず、病名、症状、内服薬を眼科医へ伝えてください。
妊娠中・授乳中でも、緑内障の目薬を続けられますか?
薬剤、妊娠時期、授乳状況、緑内障の進行度によって判断が異なります。妊娠が分かっても自己判断で中止せず、早めに眼科医へご相談ください。必要に応じて産婦人科と連携します。
ジェネリックへ変わって、しみる・容器が押しにくい場合はどうすればよいですか?
同じ有効成分でも、容器、添加剤、防腐剤、粘度などが異なる場合があります。使用感や点眼のしやすさは治療継続に関わるため、容器を持参してご相談ください。
眼圧が下がったら、目薬をやめてもよいですか?
眼圧が下がっているのは、目薬が効いているためかもしれません。眼圧、視野、OCT、レーザー・手術後の状態を確認して医師が判断するため、自己判断で中止しないでください。
緑内障の目薬は一生続けますか?
長期間続ける方は多いですが、すべての方が同じ薬を同じ本数で生涯続けるとは限りません。病気の進行、副作用、全身状態、レーザーや手術の結果に応じて、薬の種類や本数を調整します。

