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2025.07.16

IPLの種類は何が違う?レーザーやエステとの違い・機種の違いも解説

IPLの種類は何が違う?レーザーやエステとの違い・機種の違いも解説

IPL光治療と一口に言っても、いくつかの機種が存在していて違いがわからないという方もいるかもしれません。

「レーザー治療とは何が違うの?」「エステサロンとクリニックの施術はどちらがいい?」という疑問の声もあります。

この記事では、IPL光治療の種類について代表的な機器の違いを解説するとともに、レーザーやエステサロンとクリニックの違いや施術の流れなども紹介します。

IPL光治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

IPL光治療について

IPL光治療について

IPL光治療とは、IPL(Intense Pulsed Light:強力なパルス状の光)を肌に照射し、シミやそばかす、赤ら顔、ニキビ跡、ドライアイなど、さまざまな肌や目の悩みを改善する施術です。

IPLは照射できる光の範囲が広く、波長を調整することで幅広い症状への効果が期待できます。

IPL光治療の仕組み

IPL光治療の主な作用と対応する症状は以下の通りです。

主な作用 起こる反応 改善が期待できる症状
メラニン色素への作用 IPLの光がメラニン色素に吸収され熱エネルギーが生まれることによりメラニン色素にダメージを与える シミ・そばかす・くすみなど
ヘモグロビンへの作用 毛細血管のヘモグロビンに光が吸収され、熱に変換されて拡張した毛細血管を収縮させる ニキビ・ニキビ跡・赤ら顔など
マイボーム腺への作用 IPLの光の温熱効果による血流の改善やマイボーム腺の刺激 ドライアイ
コラーゲンの生成促進 光エネルギーが真皮層の線維芽細胞を刺激する しわ・たるみ・毛穴の開きなど

IPL光治療は非侵襲的な治療なので肌への負担が少なく、一つの機器で顔全体の幅広い悩みの改善が期待できます。

IPL光治療の特徴

IPL光治療は、一つの機器で幅広い悩みの改善を促すことができる治療です。

ここでは、IPL光治療の特徴としてメリットとデメリットを紹介します。

IPL光治療のメリット

IPL光治療のメリットは以下の通りです。

  • 幅広い悩みに対応できる
  • 施術の痛みが少ない
  • ダウンタイムが短い

IPL光治療は個人差がありますが、一般的に施術時や施術後の痛みを感じにくい治療です。

また、ダウンタイムが短いことも特徴で、医師の判断により問題なければ施術後すぐにメイクや洗顔もできるため、日常生活への支障を感じにくい点がメリットです。

IPL光治療のデメリット

治療方法を検討する際には、デメリットを知っておくことも重要です。

IPL光治療には以下のようなデメリットがあります。

  • 一回の治療では効果を感じにくい
  • 一時的にシミが濃くなる場合がある
  • 施術後に赤み・腫れ・かゆみを感じる場合がある

IPL光治療は、肌への負担が少ない反面、一度の施術における効果もマイルドです。

一度の施術で効果を実感できる場合もありますが、一般的には複数回の施術を受けることでより高い効果が期待できます。

また、一時的にシミが濃くなると感じる方もいますが、これはシミの原因であるメラニン色素がターンオーバーによって肌の表面に浮き出てくるためです。

表面に浮き出たメラニン色素は、通常、肌のターンオーバーによって自然に排出されます。

施術後に赤み・腫れ・かゆみを感じる場合もありますが、当日~数日中に治まることがほとんどです。

レーザー治療とIPL光治療の違い

レーザー治療とIPL光治療の違い

IPL光治療と比較されやすいのがレーザー治療ですが、この二つは何が違うのかわからないという方もいるかもしれません。

ここでは、レーザー治療とIPL光治療の違いについて紹介します。

IPL光治療とレーザー治療の違いは、5つのポイントに分けられ、以下のように異なります。

IPL光治療 レーザー治療
波長 560~1200nm(M22の場合)

波長の幅が広い

532nm・755nm・1064nmなど

使用する波長はピンポイント

パルス幅 長い(広く浅く) 短い(狭く深く)
施術対象 シミ・しわ・くすみ・赤み・ニキビ・ドライアイなど 濃いシミ、ほくろ、あざなど
施術回数 4~5回程度 1~数回
ダウンタイム ほぼなし 1~2週間程度

IPL光治療は幅広い波長の光を広く・浅く照射することによって、一度に顔全体の悩みに対応する施術です。

一方、レーザー治療は症状に合わせてピンポイントな波長の光を使用して、少ない回数でひとつの症状に効果を発揮します。

レーザー治療とIPL光治療のどちらが適しているかは、症状や現在の状態、痛みの程度やダウンタイムなどの希望に合わせて医師と相談して決定することをおすすめします。

IPL光治療機器の種類

IPL光治療機器の種類

IPL光治療に使用される機器はクリニックによって異なり、いくつかの種類があります。

「何が違うの?」と疑問をもつ方のために、代表的な4つのIPL光治療機器の特徴を以下の表で紹介します。

IPL光治療機器 特徴
フォトフェイシャルM22/ステラM22 20年近い歴史のあるルミナス社のIPL機器。6種類(後継機のステラM22は9種類)のフィルターを使い分けて幅広い肌の悩みに対応
ルメッカ シミに効果的といわれる短波長光域(500~600nm)の出力が高くなるように設計されている
オーロラ(フォトRF) 光エネルギー(IPL)と高周波エネルギー(RF)を組み合わせた治療器
ライムライト 日本人の肌に合わせて作られたIPL治療器。色白肌から色黒肌までさまざまなタイプの日本人の肌に適応

さまざまな種類があるIPL光治療機器の中でも、多くのクリニックで導入されているのがルミナス社のフォトフェイシャルM22です。

以下で、M22の特徴について紹介します。

フォトフェイシャルM22の特徴

IPL光治療と同義で『フォトフェイシャル』という用語が使われているのを見たことがある方もいるかもしれません。

フォトフェイシャルという用語はルミナス社の商標登録で、正式にはルミナス社の機器を使用したIPL光治療を指します。

フォトフェイシャルM22は、6種類の波長フィルターを使い分けて出力も細かく設定できるため、幅広い肌悩みに対応できます。

また、フィルターと出力の組み合わせによって、患者さんごとに合わせたオーダーメイドな治療を行える点が特徴です。

フォトフェイシャルM22は、医療機器として厚生労働省の薬事承認を取得しています。

また、マイボーム腺機能不全を伴うドライアイ治療機器として米国FDAの承認も受けています。ただし、美容目的での使用は自由診療となります。

IPL光治療の選び方のポイント

IPL光治療の選び方のポイント

IPL光治療の機器が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまう方もいるかもしれません。

改善したい症状やスケジュール・予算などによって選ぶ機種は変わってくるため、クリニックで相談することをおすすめしますが、事前に知っておくとよい選び方のポイントを紹介します。

信頼できる機器を選ぶ

IPL光治療は、肌への負担が少なく、ダウンタイムもほとんどない特徴がありますが、信頼できる機器で適切な施術を行ったうえでという前提に立ったものです。

そのため、信頼できる機器とクリニックを選ぶことが重要です。

さまざまな症例に対応した実績のある機器と、その機器での症例がホームページに掲載されていることを確認し、経験豊富なクリニックを選びましょう。

安全性の面でも、しっかりとした研究結果があり、国の承認を得ている機器を選ぶとよいでしょう。

継続できる機器を選ぶ

IPL光治療は、一般的に複数回の施術を行うことで、効果が得られやすい治療方法です。

効果がなかったからといって他の機器に変えてしまうと、どの機器が効果があったのかわかりにくくなります。

また、転居などで通院先が変わった場合でも、導入クリニックが多い機器を選ぶことで継続して施術を受けやすくなります。

IPL(フォトフェイシャルM22)の効果

IPL(フォトフェイシャルM22)の効果

IPL光治療の中でも、知名度が高く多くのクリニックで導入されている機器であるルミナス社のフォトフェイシャルM22がどんな症状に効果があるのか、自分の症状に適しているのかについて知っておくと、治療を検討する際に役立ちます。

フォトフェイシャルM22が効果的な症状は以下の通りです。

  • シミ・そばかす
  • ニキビ・ニキビ跡
  • 毛穴の開き
  • 肌のくすみ
  • 赤ら顔
  • しわ・たるみ
  • ドライアイ

フォトフェイシャルM22は、6種類の波長と出力を症状に合わせて組み合わせるため、幅広い症状を効率的に改善することが期待できます。

また、ターゲットとなるシミなどの症状以外にも、表皮層のコラーゲン生成も促進するため顔のたるみ・毛穴の開き・くすみなどの顔全体の悩みにも同時に効果が期待できるのです。

IPL(フォトフェイシャルM22)の施術の流れ・費用

IPL(フォトフェイシャルM22)の施術の流れ・費用

美容施術を初めて受ける方や、IPL光治療を検討している方の中には、施術の流れや費用について気になるということもあるかもしれません。

ここでは、フォトフェイシャルM22の施術の流れと費用について紹介します。

フォトフェイシャルM22の施術の流れは以下の通りです。

  1. 診察で医師が症状の状態をチェックする
  2. 洗顔でメイクやクリームを完全に落とす
  3. 肌を保護する冷却ジェルを塗布する
  4. アイシールドをして照射
  5. ジェルを拭き取り、日焼け止めを塗布して施術完了

フォトフェイシャルM22の場合、照射時間は10~20分程度で、施術後すぐにメイクをすることも可能です。

また、フォトフェイシャルM22の費用相場は15,000~30,000円です。

自由診療のためクリニックによって費用は異なり、独自の料金プランがあるところも多いため、事前に比較検討しながら、治療するクリニックを選びましょう。

IPLの種類についてのよくある疑問

IPLの種類についてのよくある疑問

IPL光治療の種類について、施術回数や効果に違いがあるのかという疑問を持つ方も少なくありません。

また、クリニックだけでなくエステサロンでもIPL光治療は施術が行われていますが、違いがあるのかという疑問にも回答するため、ぜひ参考にしてください。

Q:クリニックとエステのIPLの違いは?

クリニックで使われるIPL光治療機器は、医師の指導のもと医療行為として高い出力で施術が行われます。

一方でエステサロンではIPLまたはLED発光ダイオードを用いて光治療を行い、医療行為ではないため、低出力で行われます。

エステサロンでの光治療はクリニックよりも比較的安価で行える場合が多いですが、出力が低いため、施術回数が増えるケースがあります。

また、万が一、肌トラブルが発生した場合、エステサロンでは医療行為としての対応ができませんが、クリニックでは医師による迅速な処置が可能です。

Q:機器の種類によって得られる効果が違う?

IPL光治療の機器は、光の波長が異なったり、調整方法が異なったりと違いが多いため、得られる効果も異なります。

使われる機器によって得意な治療が変わるため、自分の悩みに合わせて検討してみましょう。

Q:機器の種類によって必要な回数は変わる?

施術回数については、IPL光治療機器で変わるのではなく、症状や肌の状態によって照射回数や頻度を変える必要があります。

一般的に、クリニックでのIPL光治療は1か月に一度の照射を4~6回程度繰り返すことを推奨しているところが多いです。

まとめ

IPL光治療に用いられる機器の種類は多く、機器によって得意な治療も変わります。

なかでも、ルミナス社のフォトフェイシャルM22は、幅広い治療が行えることで多くのクリニックで導入され、ドライアイの治療機器としてアメリカFDAの認可、医療機器として厚生労働省の薬事承認も受けています。

適切な治療を行うために、実績のある機器と経験豊富なクリニックを選ぶことが大切です。

大阪鶴見まつやま眼科』では、ルミナス社のフォトフェイシャルM22を導入し、ドライアイの治療だけでなく、肌の悩みを改善すべく治療を行っています。

目にかかわる治療だけでなく、患者さんの肌の悩みや脱毛もM22を用いて治療していますので、気になる悩みがある方は『大阪鶴見まつやま眼科』にご相談ください。

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