小児眼科

小児眼科のご案内

小児眼科のご案内大阪市鶴見区の松山眼科医院では、小さなお子様の目の健康を守る小児眼科診療を行っています。
大人の方と違い、お子様の目はまだ発達しきっておらず、そのため今起こっている症状を改善するということに加えて、将来的な視機能を守るということも重要な目的となります。

このような症状・行動に心当たりはありませんか?

このような症状・行動に心当たりはありませんか?

  • よく目をしかめる
  • よく目を細めている
  • よく目をこする
  • 本を読んだり、テレビを観る時、顔を近づける
  • ものを見る時、顔を傾ける
  • 横目でものを見る癖がある
  • 片目を覆うと嫌がる
  • 目が充血している
  • 目やにがよく出る
  • 瞼が痙攣している

学校健診で視力低下を指摘されたら

学校健診で視力低下を指摘されたら新学期になると多くの学校で健診が行われ、お子さまが健診の結果を持ってきているかと思われます。
健診結果がA判定以外の場合は、眼科の受診を勧められますが、その場合は早めに眼科を受診されることをおすすめします。

学校健診の視力検査はA, B, C, Dによる判定で、通常の眼科で行っている視力検査とは内容が異なります。このため、眼科ではもう一度視力検査をして詳しく調べます。
「学校ではB判定だったけれど、眼科で調べたら両眼とも1.2が見えていて、特に問題なく安心した。」というケースもあれば「眼科できちんと調べたら片眼は0.3しかみえてなかった。」というケースもあります。
というのも、学校健診では、集中できなかった・前の生徒さんの答えを覚えてしまっていた・目を細めて見ていたという場合もあり、実際に眼科で調べると学校とは違う結果になったというお子さまは実は珍しくありません。

眼科での診察結果により、経過観察で良い場合や、視機能回復のための訓練が必要な場合があります。
ご家庭で問題のないように思えても決して放置せず、まずは眼科できちんと検査をし、現状を知ることが大切です。
お子さまの眼が「どういう眼なのか」によって、治療の必要性の有無・メガネ装用の必要性の有無など診断をつけていきます。

眼科を受診される際は、学校から渡される受診結果を書き込む用紙をお持ちください。診察の結果を指定の用紙に記入いたします。
メガネをお持ちの方は、合っているかどうかも確認しますのでご持参ください。また、健診で指摘されなくても、見づらさなど何か気になることがある場合はお気軽にご相談ください。

近視

近視近視とは、外部から入って来て水晶体で屈折した光が、網膜上ではなく、その手前でピントが合っている状態です。
近方にピントが合いやすくなっているため、遠くのものが見えにくくなります。

近視の原因

近視の原因は大きく遺伝と環境に分けられます。
両親が近視の子は、そうでない子に比べて近視になる可能性が高いと言われています。
最近の子どもたちは勉強や読書以外でも、スマートフォンを使用したり、タブレットを長時間見ることが多く、長時間近い距離で物を見つめ、屋外での活動が減ってきています。このような環境が環境因子と言われ、昔と比較すると近視の進行要因は環境因子が増え、近視の子どもが増加しています。

治療方法

点眼薬を用いた近視抑制治療

お子様の近視を抑制するために、マイオピン(低濃度アトロピン点眼)を使用します。
副作用が少なく、近視抑制効果が得られる治療として近年注目されています。
マイオピンは自由診療となります。

予防方法

お子様の近視を予防する方法として「目の休憩時間」と「遠くを見る」ということが挙げられます。長時間近い距離で物を見つめることは目を酷使しますので、30分から1時間に1回は遠くを見るなどの休憩時間を設けるようにしてください。また、手元ばかり見ていると目が疲れて近視になりやすいと言えますので、外で遊ぶ時間を作り、遠くを見る機会を増やすようにしましょう。

弱視

弱視弱視とは、眼鏡・コンタクトレンズを装用した時の視力(矯正視力)が1.0未満のことを言います。
診断に際しては矯正視力が基準で、裸眼視力が1.0未満であっても、眼鏡・コンタクトレンズにより1.0以上の視力がある場合、弱視とはなりません。

弱視の種類と原因

屈折異常弱視

両目で強く遠視や近視、乱視が現れているため、網膜で正常な像を結べず、両目の視力が正常に発達していない状態です。

不同視弱視

左右どちらか一方の目の視力が違うため、片方の目を使わなくなり成長が妨げられている状態です。

斜視弱視

片方の目に斜視があり、その目を使わなくなり視力が発達していない状態です。

形態覚遮断弱視

先天的に白内障や眼瞼下垂などの異常があり、片目または両目に光の刺激が入らない状態が続いたことで、正常に視力が発達していない状態です。

検査法

弱視を診断するために、視力検査や屈折(度数)検査、斜視検査などを実施します。
その他、必要に応じて目薬による精密屈折検査を行うこともあります。

治療方法

屈折異常弱視の治療

原因である遠視、近視、乱視を矯正するために眼鏡を処方します。

不同視弱視の治療

屈折異常がある方の目を矯正するために眼鏡を処方します。
その後、視力が良い方の目をアイパッチで隠し、弱視がある方の目がきちんと使用できるように訓練します。

斜視弱視の治療

視力が良い方の目をアイパッチで隠し、弱視がある方の目がきちんと使用できるように訓練します。
遠視や乱視がある場合には、それを矯正する眼鏡を処方します。

形態覚遮断弱視の治療

原因疾患に対して適切な治療を行った後、眼鏡の処方や弱視の訓練などを行います。

斜視

斜視斜視とは、両目が対象物の方へ揃わず、片方の目が対象物とは違うところを見ている状態を言います。
斜視の向きにより外斜視、内斜視、上下斜視に分けられます。

斜視の原因

斜視の原因として、遠視、目の筋肉の異常、各種疾患、神経の異常などが挙げられます。

斜視の種類

乳児内斜視

生後6ヶ月以内に起こった内斜視で、片目が内側に大きく寄っています。
ほとんどのケースで生後1ヶ月以内に起こります。

調節性内斜視

遠視が原因で起こる内斜視で、眼鏡で矯正するとずれがなくなります。
1歳半から3歳の間に発症するケースが多いです。

間欠性外斜視

正常な時もあるものの、疲れている時や眠い時などには外斜視になることを間欠性外斜視と言います。
お子様の斜視で最も多くみられるもので、目の筋肉の異常が主な原因とされています。

恒常性外斜視

常に外斜視が起こっている状態で、1歳未満のお子様では間欠性外斜視から移行するケースがあります。

治療方法

コンタクトレンズ、眼鏡の使用

眼鏡・コンタクトレンズにより、斜視の原因である近視や遠視を矯正します。

遮閉法

眼帯やアイパッチなどで斜視でない方の目を隠し、斜視のある目に眼鏡などを装用させてものを見る力を訓練します。

プリズム処方

プリズム眼鏡と呼ばれる特殊な眼鏡を装用して、光を屈折させることで正常にものが見えるようにします。
斜視そのものへの改善効果はありませんが、両目の視機能を訓練する効果があります。

両眼視機能訓練

大型弱視鏡やカイロスコープなどを使って、両目の視機能を訓練します。

ボツリヌス療法

A型ボツリヌス毒素を目の筋肉に注射することで、斜視の改善をはかります。
効果の持続期間は数ヶ月程度なので、定期的に繰り返し治療を行う必要があります。

手術

目の筋肉の位置をずらすことで、斜視を改善します。
乳幼児・学童期のお子様は、全身麻酔が必要になります。

色覚異常

色覚異常とは、色の区別がつきにくい状態を言います。
生まれつきである先天性色覚異常と、目の病気など後天的な要因で起こるケースに分けられます。
色覚異常と上手につき合っていくために、気になる症状があれば早めに受診することをお勧めします。
検査を受けることで、色覚異常の有無を調べ、区別がつきづらい色の傾向を自身で知っておくことが大切です。

就職における色覚の規制

色覚異常の程度により、就職に規制が生じる職業があります。
色覚異常を理由に差別されることがないように、以前は小学校検診で色覚異常が行われていましたが、2003年からは任意の検査となりました。また、厚生労働省では一般企業に色覚異常を理由に採用を制限しないように指導していますので、自分が色覚異常であることを知らないまま就職するケースが増えています。
例えば、飛行機のパイロット、電車運転士、自衛官、警察官などごく一部の職種や、デザイナー、調理師など色の見分けが必要とされる職業、また地域の規定によって就職に制限を受ける職業があります。
このため、最近は小学校検診での色覚検査の重要性が見直されています。

色覚異常の原因

遺伝により起こる色覚異常(先天性色覚異常)のほか、白内障、緑内障、網膜疾患、加齢、視神経疾患、大脳疾患などの病気が原因で起こる場合があります(後天性色覚異常)。

検査法

色覚検査表を使って、色の識別が正常に行われているか検査します。

治療法

現在、色覚異常に対する治療方法はありません。
色の識別を助けてくれる眼鏡もありますが、あくまで補助的なものとなります。

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